スクリプトを書くうえでは、LSL(Linden Script Library)のWikiを見ながら
必要な変数やイベントをコピペして編集していきます。
(llSay(0,"Hi"); とかをWikiからコピーして自分のスクリプトへ書いた後にllSay(0,"へい!"); と編集したり。)
スクリプトの決まり事
1.defaultイベントの中にメインとなる処理を記述する。
2.defaultイベントの中へ特定の条件の時に作動するイベント(※2)を書く。
3.(※2)イベントの中へ関数を書く。
4.スクリプトを保存し動作確認をする。
前回までで解説を後回しにした箇所が複数あるので、重要なものを解説していきたいと思います。
(1)、コメントアウト
スクリプト内にコメントを書き込むことが出来ます。
コメントアウトとは、スクリプトの処理には関係のない(スクリプト実行時に読み込みたくない)
箇所をスルーするように出来ます。
これを使用することで、日本語で解説やメモを入れておくことができます。
一行だけコメントアウトしたい場合は
【//】と半角文字でスラッシュを2つ並べます。
例文
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llSay(0, "Hello, Avatar!");
//周辺チャット20mで「Hello, Avatar!」と喋る
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こんな感じです。
また複数行まとめてコメントアウトする方法もありますそれは
半角入力で「/* */」で囲むことです。
この方法で囲まれた範囲は全てコメントアウトされます。
例文
------------------------------------------
default
{
/*
state_entry()
{
llSay(0, "Hello, Avatar!");
}
*/
touch_start(integer total_number)
{
llSay(0, "Touched.");
}
}
------------------------------------------
こんな感じです。
この場合はstate_entryイベントが全て読み込まれなくなります。
(2)、スクリプトの基本構造
------------------------------------------
default
{
state_entry()
{
llSay(0, "Hello, Avatar!");
}
touch_start(integer total_number)
{
llSay(0, "Touched.");
}
}
------------------------------------------
完
・・・嘘です。ごめんなさい(ーー;)
スクリプトが羅列されているのを見て気力をなくす人はこう考えてみてください。
「PCのデスクトップに【default】というフォルダがある」と。
つまりですね。【defaultイベント】の{ から }までが1つのイベントのフォルダになります。
【default】フォルダの中に【state_entry()】フォルダと【touch_start(integer total_number)】フォルダがあって
スクリプトでは、それぞれ必要な時にどちらかのフォルダを開いて中身を確認しているのです。
この説明をスクリプトへコメントとして入れると・・・
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default //defaultフォルダ
{ //defaultフォルダを開く
state_entry()
{ //state_entryフォルダを開く
llSay(0, "Hello, Avatar!"); //Sayというアプリケーションを実行する
} //state_entryフォルダを閉じる
touch_start(integer total_number)
{ //touch_startフォルダを開く
llSay(0, "Touched."); //Sayというアプリケーションを実行する
} //touch_startフォルダを閉じる
} //defaultフォルダを閉じる
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こんな感じです。これで少しはわかりやすくなったかと思います。
今回はここまでです。
まだ続きがありますが、それは次回解説したいと思います。
ご質問などはフォーラムまで~(*´∀`)ノシ